有備無患

有備無患
■今日のことば
有備無患 「ゆうびむかん」 備えあれば患(うれ)い無し ともいう。
あらかじめ十分に準備を整えておけば、何が起こっても心配がいらない、ということ。

祖父母からよく聞かされた言葉だ。天変地異や政治の変動、経済の変化には十分な備えがあれば心配がいらないものだと、しかし現代はなかなかそう思うように備えなどできない。

食糧危機をとっても、その大半が輸入に頼っている現状で、個人でやれることは知れている。農産物はすべて人まかせで、かといって畑もないのに自給自足はできないもの。
大地震に備えろといっても、まだ大丈夫だといって人ごとみたいにおもっているのが人間だ。
経済もハイパーインフレや大増税、恐慌に備えれといっても、真綿で絞められていてその実感もわからず、ピントこないのが庶民の常だ。

財をなすものは要領よく備えるだろうが、庶民にとっては備えるものがないのである。なった時はなったようでしゃーないといったところか。そのほうが気楽でストレスがないかもしれない。

あるものにこだわるから、ものに心が奪われストレスがたまる。良寛みたいにものをもたず捨てた生き方もあるぐらいだから。
せいぜい学生が不意のテストに備えるぐらいしか「有備無患」という言葉がピッタリあてはまることしか思い浮かばないのである。

■■後記
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by 1too | 2008-08-31 01:26 | 文芸  

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